『紫苑物語』-原作からオペラへ- (新国立劇場、トークイベント at 東大駒場キャンパス 20181029)

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秋の日はつるべ落とし〜井の頭線駒場東大前駅を降りると、まだ5時だというのにすっかり暗い。もう10月も終わりだもんね〜なんて思いながら目の前の門をくぐりキャンパスへ。授業が終わったと思われる学生さんたちと逆行し、18号館へ、ではなく、学食へ(笑)、決して美味しいとは言えないけれど、ラーメン食べながら、学食という空間も味わった。

台本を手がけた佐々木幹郎さんは「構成を決めずに直感で人物を動かしている。そこにこの原作の魅力がある」と語り、作曲途中の西村朗さんは「オペラの作曲は言葉に音楽で肉付けしていく作業、日本語のエッジを大事にして作曲している」と言う。

演出の笈田ヨシさんは「ハデな演出は演出家のエゴ、どこまで、音楽、哲学が伝えられるかが大切である」と力説し、芸術監督の大野和士さんは「今までの日本のオペラ作品はアリアの繋ぎ合わせが多かったが、重唱(フレーズ、リズム、歌詞の違うものを同時に歌うという定義)を多用してもらった。そして、Rシュトラウスとホフマンスタールのように、作曲家と台本作家が、そして演出も指揮者も加わって、喧々諤々、議論している。」と力説した。

「紫苑物語」を大野さんに持ち込んだ長木誠司さんは「何故今石川淳の作品をオペラにするかというと、漢文の素養があり冒頭のから惹き込まれるこの作品には、差別や暴力など、現代に通じる問題提起があり、それをどう描くかが焦点だ」と。

主人公宗頼が、歌、死(暴力)、性愛では得られない心の平安を、あることで得ていく〜そこには紫苑が咲いているという。

骨のある日本発のオペラが世界に発信されるのを楽しみにしているd(^_^o)

後列下手から、佐々木さん、西村さん、長木さん

前列下手から、大野さん、笈田さん

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