新国立劇場、東京文化会館、びわ湖ホール、札幌芸劇の4館が、オペラ夏の祭典2019-20と、銘打って同じメンバーの『トゥーランドット』を大々的に企画している。
となると、忙しいなどと言ってはいられない(笑)
中村恵理さんがリューをする回のチケットを手にしている。彼女ならきっと私の期待するリューを演じ歌ってくれるに違いない。
今回、一番面白かったのは、リューの存在が生まれた経緯!
原作ではティモールのお付きは男性、リューではない悪役の女性がカラフを愛している。その2人を合体させたという。(凄い荒いまとめ方〜美香さま、ご容赦〜笑)
3幕のクライマックスを作るために、リューの犠牲でトゥーランドットの心が動揺することにしようということになり、脚本のオーケーが出たのがブリュッセル(喉頭癌の治療のために行った街)に行く1ヶ月前。
リューのために素晴らしい音楽をつけているが、もし、プッチーニ が亡くなっていなかったら、リューの音楽を素晴らしく作りすぎたことを考え直すかもしれない。(笑)
大幅に略していますが、つまりは、そんなこんなのいろいろな経緯で、トゥーランドットとリューという2人のヒロインのいる特殊なオペラになっているという。
今回のオペラ夏の祭典では、アレックス・オリエというスペイン人が演出する。
どうやら現代的演出らしい。
①権力
②トゥーランドット自身のドラマ
③ハッピーエンドであるはずがないエンディング
の、3つのポイントがあるという。
私は特に3つ目のポイントに、大いに興味のあるところです。
怒涛の月初の仕事が一区切り付き、久々にオペラに埋もれましたぁ〜✨
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