講座 モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』by Ms.井内美香

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『フィガロの結婚』も、『コジ・ファン・トゥッテ』も好きだけど、『ドン・ジョヴァンニ』は、その貫き通す故にかえって清々しいほどのドン・ジョヴァンニ自身の個性に魅了される。

美香さまの言葉を借りれば、平和や常識に囚われている現代社会で、実は、心の奥底にある人間の本質は(本能は)不変であること。ここにこのオペラが現代に受け入れられ人気がある所以である。

このオペラの元となったオペラが2つある。

ガッツァニーガのオペラ『ドン・ジョヴァンニまたは石の客』

モリエールの戯曲『ドン・ジュアンまたは石像の宴』

前者のオペラの冒頭、結末をほぼほぼパクりながら、モリエールの戯曲の深いスピリットを加えているから、ダ・ポンテの台本が、素晴らしい。

音楽面ではモーツァルトは調性へのこだわりや、キャラクターの個性にこだわった装飾音やリズム、アンサンブルの妙が他の追随を許さない。

このベストコンビがこの傑作を生み出した。

そういえば、

今取り組んでいるドニゼッティ の『愛の妙薬』(台本はロマーニ)も、時間がないので、オベールのオペラ『媚薬』(台本はスクリーブ)を原作にして作り変えている。音源はないので音楽面はわからないけれど、台本を読み比べると格段にロマーニの台本の方が、焦点がくっきりしていて深く(時に面白く)なっている。

やっぱり、今に残って上演されるオペラはそれなりの根拠があるのね〜と、納得した講座でした!

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