講義 《ブラック・ジャック》作曲するにあたって by 宮川彬良さん(作曲家)

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田尾下哲さん(演出家)が企画するオペラ講座の3回目。宮川さんがピアノを弾きながら、作曲の経緯と手法を解説。 2018年6月8日
モーツァルトさんもヴェルディさんも亡くなっているから、彼らが何を考え、その調性にしたのか、休符を入れたのかは研究はできても、生声は聞けないわけだから、作曲家の生声を聞けるのは貴重な体験だった。調性の変化はそのキャラクターの特徴を捉え、休符は考える間や、動作のための間を考えているなどを具体的に楽譜に当たりながら解説された。
 
《ブラックジャック》に出てくる義母と嫁の会話で、義母にd-moll、嫁にb-mollを意味づけし、同じ空間でも違う世界にいることを表現するが、それでも同じ空気を吸っていることを、d-mollの主和音、レファラとb-mollの主和音シレファで、ファの音を共通に使っていることで表現していると語った宮川さんが、この作曲家(ご自分のこと)ってこういうところが素晴らしいんだよね!と言ったので、会場から思わず笑いの渦が起こった(笑)
ものすごくおおざっぱな結論はオペラ作曲家はここまでして音楽理論の力を借りて悩んで作曲しており、決して思いつきで書いているのではないということ。だから、音楽は常に最優先であるべきであること。それでも、演出家や指揮者など客観視する見識者の視点は大事であること。かな。
 
《ブラックジャック》の渉役の今川学さんがサプライズで歌ってくださり甘くて力強い美声を聴けたのもラッキー!でした∧( ‘Θ’ )

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