プッチーニ 『三部作』(外套 修道女アンジェリカ ジャンニ・スキッキ)

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ミキエレット演出。

彼の『コジ〜』は回り舞台のキャンプ場で、回り舞台嫌いの私にはイマイチだったけど、ラストに4人がバラバラに退場するシーンでは唸らされた。

彼の『ラ・ボエーム』は、第1幕の、マルチェッロとコッリーネの台詞が唯一フルスコア通りで、彼の読替えには緻密な研究がベースにある事を知った。

(※私が持っている『ラ・ボエーム』の10本の演出の中で唯一だった。他の9本はヴォーカルスコアに依っていた)

そして今回の『三部作』

3つの短編を見事に関連づけて、楽しませてくれた。

視覚的には、コンテナ、赤い子供の靴が三作ともに登場し、『外套』のジョルジェッタが、髪を切られ、貧しい囚人如きの修道女になり、休憩を挟まずに『修道女アンジェリカ』に続く。

三作品共に、「死」「子供」などの共通点を浮き彫りにする。

『ジャンニ・スキッキ』で笑いを取りながら、ラストはスキッキが外套を羽織り、スキッキの娘が彼氏と仲良くベッドに座り赤い靴を抱えて仲睦まじく語り合い、未来に希望をつなぐ。

ワンプレートに、一口ずつ、美味しいものが乗っていて、これは?これは?と期待しつついただくのに似ている。

歌は、美しいけど声量がなかったり、張り上げる時だけ伸びのある声だったり、これだけ大勢がソロで歌うオペラで、質を揃えるのは難しい。

その中で、前川健生さんはダントツで拍手が多かったd(^_^o)

東京フィルは流石、バランスのいい音楽を奏で、特に『外套』での、不協和音の手回しオルガンのような響きの三拍子は絶妙だった💕

ミキエレットさんの演出はきっと、賛否両論あると思う。でもだからこそ、彼の演出は今後も観ていきたいと思うd(^_^o)

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