《ラ・ボエーム》プッチーニ by 東京音大創立111th記念オペラ公演 2017/10/22

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風がないのは幸いだったけど、うちを出る頃はバケツをひっくり返したような土砂降り。めげるなぁと思いつつ、いただいたチケットだったし、演出を手がけている《ラ・ボエーム》だったのでパスするわけにはいかない。1km強の距離を土砂降りの中、歩くのはめげて目白駅からタクシーに乗っちゃった(^-^)

東京音大の100th記念ホールはどう説明して良いかわからないほど、様々な立体を組み合わせたような立派な建物だ。どっちが北だか南だか?(笑)おしゃれな美術館のような造りだ。

先日の《ラ・ボエーム》の歌の練習での色々な指摘が、今回の粟國淳さんの演出ではどうなっているか?が一番の関心事だった。経験の浅い音大生の公演だから、プロのような成果を期待したら可哀想だもんね。

ところが、なんのなんの!全てがプロ顔負け!ぐいぐい惹きこまれた。

ロドルフォの机、マルチェッロのイーゼルはどこにあるか?窓はどっち側か?ロドルフォの原稿はどういうふうに燃やされるのか?暖炉の火はどうなっているか?ベノアが入ってくる時に4人はどこにいてどう動くか?など、演出の興味は1分1秒たりとも途絶える時はないにも関わらず、最後で、不覚にも涙が溢れてきた。

演出も素晴らしかったけど、広上淳一さん指揮する東京音大のオケも、歌手とぴったり息があっていて、違和感が全くなかった。柔軟性のある若い方達が一つになって努力すると本当に素晴らしいものが出来上がるのを実感した。

何より、歌手陣の質の高さは驚くばかり!ミミちゃんを歌った遠藤紗千さんは芸大の2年生、ロドルフォくんを歌った吉田一貴くんは東京音大2年生、ムゼッタちゃんの井上華那さんは国立音大2年生、マルチェッロの岡昭宏さんは新国立の研修所卒業生だ。声は伸びやかで、声量もあり音程も確かで、演技力も大したものだ。素晴らしい人材が育っていて、日本のオペラ界の将来は明るいなぁと嬉しく思った。

若いこれからの方達が頑張っている姿は、清々しくてとても美しかった。

外界は土砂降りだったけど、私の心の中は暖かい日差し燦燦でぽかぽかしていたd(^_^o)

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