《コジ・ファン・トゥッテ》モーツァルト at 聖書キリスト教会(新江古田)2017/10/29

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教会でオペラ?

宗教色がないどころか、世間的には不道徳きわまりないお話。でも、人間誰しもそう杓子定規には生きられないから、こういうオペラはうけるんだと思う(笑)

《コジ〜》あらすじのさらにあらすじ(笑)

ふた組のラブラブカップルがいる。博士が女心は変わりやすいと説くと、自分の彼女に限ってそんなことはないとふたりの男性が言い張る。それでは実験しようということになり、ふたりの男性が変装して女性たちの前に現れ、くどく。初めは拒否していたふたりの女性(姉妹)だがほだされて受け入れてしまう。結婚式の最中に男性ふたりが元の姿で現れ、あわわ〜となった女性たちと仲直りして幕。

今回は博士の弟子兼画家がストーリーテラーとなって牽引し、大筋を拾って物語を捉える手法だった。とてもよく考えられていて、違和感なく物語が進んだ。ふたりの男性のショールが赤と紺でわかりやすく、変装はオペラ座の怪人の白い仮面を使用。

妹は姉の彼に口説かれ、姉は妹の彼に口説かれるという、クロスした設定なんだけど、妹は早くなびき、姉は頑なに拒否しているもなびいていく対比もよく表現されていたと思う。最後のシーンでは一見、元サヤに収まったかに見えて、実は妹と、姉の彼は惹かれ合っていて、未練があることを表現していて面白かった。昨今の演出では、4人がバラバラに退散するラストシーンもあるほどで、ここまで恋人に騙されたり、裏切られたりして、元サヤに戻ることの違和感をみんなが持っていることの証なのでしょう。

歌手はフェルランドの高橋拓真さんが秀逸!声もよく通り、声質も美しく、演技も素晴らしい。顔の表情で多くを語れる歌手だ。これからのさらなる活躍を期待したい。

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