先日、フルートの発表会が終わった。「トリオ 2本のフルートとピアノによる」クーラウという作曲家の作品。とても素敵な曲だけれどとても難しくて思うようには吹けなかった。だから今度の発表会では、等身大の曲を選ぼうと、先生と相談した。
フォーレの作品はすぐに決まった。「コンクール用小品」。
(morceauとはフランス語で小品という意味で、モルソと読みます)
これはコンクール用となっている割には、楽譜は特別に高い音もなく、速さも♩=44で、速くはない。でもよく見ると、3連符、複付点、32分音符もあり、それが結構複雑に混じっている。そして、フォーレですから、フランス的なアンニュイな雰囲気を出すのは技が要りそう。楽譜にしたら1ページで収まるし、繰り返しの部分も多いが、だからこそじっくり取り組んで自分の宝物にするには良さそう。
持ち時間を考えるともう一曲選べそうなので、オペラの曲から選ぼうと考えた。
素敵なメロディがたくさんあって、YouTubeを聞いたり、ピアノ用の楽譜を引っ張り出したりして探してみた。
フルートで有名な「カルメン組曲」はとても私が、手が出せるものではないので却下(笑)《トスカ》の「星は光ぬ」《タンホイザー》「夕星の歌」
《エウネギー・オネーギン》「レンスキーのアリア」
《フィガロの結婚》「手紙の二重唱」《トゥーランドット》「誰も寝てはならぬ」《ホフマン物語》「バルカローレ」などなど、たくさんの候補があがり悩んだ挙句、《ホフマン物語》「バルカローレ」をすることにした。楽譜はとっても簡単!音は低いしね(笑)
これは、フルートの曲はなくて、アレンジもので、フルートとヴァイオリン、ピアノの3人でアンサンブルするもの。ヴァイオリンパートはフルートで出ない、低い「ラ」の音があるので、そこはオクターヴあげるなりして工夫しないと難しい。でも、3度の和音はとても美しく、音が低めなのでまろやかで、ゴンドラで、ゆらりゆらり揺れている感じがなかなかいい感じ!
オペラに詳しい方が読んでくださっていたら、ふむふむと思っていただけるだろうし、もし、知らない方がいらっしゃったら、是非、YouTubeでバルカローレなどいろいろ聞いてみていただけたら嬉しいです!
これは超一流歌手、ガランチャとネトレプコの舟歌二重唱です↑
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