講義《フランチェスカ・ダ・リミニ》ザンドナイ(講師 堀内修さん)2017/10/11

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メトロポリタン歌劇場のライヴビューイングを逃し、wowowの放送も見逃してしまった演目。ザンドナイという作曲家も知らないし、イマイチ真剣さがなかったのは自認するところ(笑)

キャッチーなアリアなどはないものの、全体がとても素敵な管弦楽曲が連なっている。

アングルの有名な絵、「パオロとフランチェスカを発見するジャンチョット」をご覧になったことがある方もいらっしゃるかと思います。これがこのオペラの愛のクライマックス!この物語はダンテの「神曲」にも書かれていて、イタリア人なら、「ロミオとジュリエット」と同様に100%知っている話だとか。残念ながら私はぜ〜んぜん知りませんでした-_-b(お恥ずかしい限り)

詳しいストーリーなどはWikiなどで見ていただくとして、簡単に。

教皇派と皇帝派が対立している中、2つの家の対立をなくすために、両家の子女を結婚させる計画がなされ、ジョヴァンニ(あだ名がジャンチョット)とフランチェスカは結婚させられるが、フォランチェスカとパオロ(ジョヴァンニの弟)は相思相愛。密会がバレて、ジョヴァンニに殺されて幕。

2派対立は《トスカ》を思い起こすし、儘ならぬ恋は《トリスタンとイゾルデ》や、《ロミオとジュリエット》にも似ているわね。こういうの古今東西、人気なのね(笑)

この物語は30近くの作曲家が作曲しているというから、びっくり!

例えば、有名なところでは、

メルカダンテ オペラ《フランチェスカ・ダ・リミニ》(1831)

リストの「ダンテ《神曲》による交響曲」(1857)

チャイコフスキー 交響詩「フランチェスカ・ダ・リミニ」(1876)

ラフマニノフ オペラ《フランチェスカ・ダ・リミニ》(1906)など。

ラフマニノフのラブロマンス!これって聴いてみたいですよね♪( ´θ`)

堀内さん曰く、「ザンドナイのオペラが残った理由は、何と言ってもダヌンツィオが愛する人のために書いた台本が秀逸だったこと。美文調のコテコテの比喩や装飾のついた言葉がオペラに合っていたということ。そして、ザンドナイがワーグナーのオーケストレイションを学んで壮大な音楽を作ったことにある。」

講座の中で、9シーンを鑑賞したんだけど、どれもなかなか聞き応えのある音楽。イタリアではそこそこ上演されるけど、日本で上演されないのは、マイナーな演目であることと、ドラマティックソプラノやテノールでないと歌いこなせないかららしい。

前後してしまうけど、アングルの絵ではフランチェスカの手から本が落ちる瞬間を切り取っている。本のセリフをフランチェスカが読む。次の通り。「私は御身のものとなる。そして犯されたお過ちは全て償われるべきこと・・・」「彼をしっかりと胸に抱き寄せ長いことその唇に口づけした」と読んだ後、二人は一線を越える。翌晩にフランチェスカの夫であり、パオロの兄であるジョヴァンニ(ジャンチョット)に見つかってしまう。

色々な角度から解説してくださった堀内さんのお話を聞くにつけ、つくづく、メトロポリタンのライヴビューイングを見損ねたのが悔やまれた。

素敵な絵がたくさんありましたので、いくつかご紹介します

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