声楽家の在り方と芸大の課題

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前回に引き続き、指揮者、藤沢市民オペラ芸術監督の園田隆一郎さんのお話より

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ロッシーニに取り組んだ自分の体験からも、これからの時代は、指揮者も声楽家も専門性を持って狭く深く学んだ方がいいと思う。

芸大は広く浅く学ぶ傾向にあった。大学4年でも、大学院生でも、大学内ではキャリアがある方になるが世間からいったらまだ若輩なわけで、大学院の修了生が背伸びして実力、あるいは自分の声帯の現状以上のものを歌うことは避けた方がいい。無理して歌うことで、後々、歌手生命を絶たざるを得なくなってしまった人を数多く見てきた。

大学時代はモーツァルトとベルカントのみに取り組むのを勧める。これは音符が多くて、スタイルが決まっているので、とても勉強に時間がかかるから、避けたがるけれど、これをしっかり学習しておくことが大事で、それが後々他の楽曲にも活かされることになる。

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なるほど、メトロポリタン歌劇場のライヴヴューイングをみていると、歌手がよく、もうこの歌は歌わなことにするとか、新たな作曲家やオペラに挑戦するとか、声域が変わって、テノールからバリトンになったとか、それぞれが自分の楽器(声帯など)の調子を見ながら、自分のキャリアを積み上げているのを聞く。

ちょっと上手に歌えるとあれこれ歌わせたくなるのが、企画側だし、聴衆側だけど、歌手志望の若手は周りに左右されずに、自分をしっかり把握し自生し、自分のキャリアをコツコツと温めていくことが大切なんだなぁ〜。

これって、一般人の自分たちにも言えることだよね。

次回は 園田さんのお話から、アラカルトで、心に止まったことをお伝えします(^-^)/

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