指揮者、アルベルト・ゼッダ氏の人物像

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日本ロッシーニ協会例会に参加した。今回のテーマは指揮者ゼッダの書いた’DIVAGAZIONI ROSSINIANE’(ロッシーニ四方山話と井内先生は仮題をつけています)という本の内容について。講師は井内美香先生。

今日は爽やかな秋晴れで、日比谷公園は山梨のヴォジョレヌーボーフェアで、賑わっていた。思いの外、紅葉が進んでいて、青空によく映えていた。トランプさんの来日の為か、警察官を大勢見かけた。日比谷図書館内は各々自分の世界にいてとても静寂で外界の賑わいとは異空間だった。

この本は未だ日本語に翻訳されておらず、彼女の解説はとても貴重な情報だ。〈概要〉〈目次〉など、順を追っての説明は明解だった。順次、面白かったことを挙げていきます。

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この本の裏表紙にこのような写真があります。彼は集中すると全く外界の音が耳に入らなくなる性格で、だから、忙しいはずなのにこんな大作の著書が書けたのだと思う。

彼のこの著書の中に、読売新聞のウェヴサイトに掲載されたインタビューが載っている。「私を支える3つの方針は、哲学者の責任、生きることへの疑問に立ち向かうこと、やり遂げなければいけない仕事を夢中になれる冒険に置き換えてしまうこと。」で素晴らしい。

音楽との出会いは圧倒的に遅く、18歳の時に恋した女性がピアニストで、彼女に興味が出たのと同時にクラシック音楽に興味を持つようになった。彼は今年なくなっているんだけれど、なくなる2、3年前もこの女性からメールが来たと言って、彼は喜んでいた!イタリア人っぽい?ロマンティスト?素敵ですね!

ゼッダは自分とロッシーニは似ているという。オープンな性格で誰ともすぐ仲良くなれる性格故に、問題も多く抱えていた。本音をいうことは不利だと気づき、本音を隠して付き合うのが大変で似ているという。一例として、イタリアでは戦後、共産党に入っていなければ、様々な組織でトップを狙うことはできなかった。

ゼッダはボキャブラリーが通常の人よりも多くて、訳すのがとても大変だった。こう言ってはなんだけど、通訳をする時に、(井内先生は通訳もされます)オペラ歌手はわかりやすい言葉を使い、演出家は文化的背景などを調べたりするから、やや難しい。それに比べて指揮者は数学に強く、哲学者が多いから通訳するのはとても難しい。例えば、シノーポリは通訳者が迷っていたりすると、わかっていないでしょと突っ込んできたらしいから、シノーポリの通訳を頼まれなくて本当によかった。(これは雑談〜笑)

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という具合に、彼女は直にゼッダさんとお話をした経験があり、また、通訳もした経験もあるようで、とても親しみを感じていらっしゃって、尊敬している感が溢れていた。

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