18世紀半ばのドイツ諸都市における古代ローマ史劇によるオペラについて by Ms.大河内文恵

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モンテヴェルディ生誕450年記念にちなんで、8名が各々専門分野での考察を語ったシンポジウム。

1 ドイツで上演された古代ローマ史劇によるオペラの数を数をみるとウィーン、ミュンヘン、ハンブルクが圧倒的に多い。

2 ベルリンでのオペラ上演に関して、

 

1734年 サンスーシ宮殿内に小さな劇場(コミックオペラ用)

1771年 常設のジングシュピール劇場

1786年 使っていなかったフランス劇場をジングシュピール用にし、国民劇場と改称

* 王妃ゾフィー・シャルロッテが文化振興に熱心で劇場を建てさせている。1699年 シャルロッテンブルクに劇場(リーツェンブルク劇場)完成。アリオスティ《結婚の祭り》で杮落とし。

*フリードリヒ・ヴィルヘルム1世時代にはオペラは衰退する。

* フリードリヒ2世は新劇場建設を企画し、グラウンを楽長として、イタリアへ、イタリア人歌手のヘッドハンティングをさせる。1741年 城内の劇場でグラウンの《ロデリンダ》を上演。1742年 王立劇場(現在のベルリン国立歌劇場)で、《シーザーとクレオパトラ》で杮落とし、オペラシーズンは11月から3月までのカーニバルシーズン。

*その後、

1734年 サンスーシ宮殿内に小さな劇場(コミックオペラ用)

1771年 常設のジングシュピール劇場

1786年 使っていなかったフランス劇場をジングシュピール用にし、国民劇場と改称

という流れ。

3 グラウン《ブリタニコ》

この一連の講座はローマ皇帝をテーマにしたオペラを紹介することも意図しているようで、ここでもこのオペラの紹介。1751年初演で、全3幕のイタリア語のオペラ。登場人物はネローネ、アグリッピーナ(ネローネの母)、ブリタニコ(クラウディウスの息子、ネローネとは異母兄弟、ジューニアと恋仲)など。ストーリーの説明はなし。

〜〜〜

事実を淡々と述べるにとどまって、考察はないのが残念。この講座は総じてそういうものが多く、本人も言っていたが、一夜漬け感が否めない。

ただ、ベルリンにおける劇場建設の歴史の概略を知ることはできたので参考にしたい。

 

 

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