ROH の 『椿姫』ライブヴューイング

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ヴェルディ 『椿姫』by ROH at シアタス調布

演劇畑のリチャード・エア演出は25年続いて、彼の演出の中では一番の長寿とのこと。オーソドックスでシックな色合いの安心してみていられるプロダクションです。

ヴィオレッタを歌うエルモネラ・ヤオさんは、前評判が高く、誰もが口を揃えて、素晴らしいと書いているので、自ずとハードルが高くなります。

お顔も細い彼女は結核を患っているこの役にはぴったりですが、皆さんがべた褒めするほど、そーでもないなぁと思って観ていたのですが、

が、

第3幕で、完全にノックアウトされました。

あれだけ熱唱しながらも、演劇として完璧に成り立つ演技‼️

大抵の歌手は、自分の美しさを維持したまま、少し病的にしますけど、彼女は違う。

ほぼすっぴんに見えるメイク、何日もシャンプーしてない感たっぷりのペタペタでペッチャンコの無造作に垂れ下がった髪。

MCの女性が、彼女が本当に死んでしまうかと思いましたが〜と言っていたほどなのです。

「不思議だわ、痛みが全くなくなったわ〜………」と言ってはしゃいだ後、目を見開いたままアルフレッドの腕の中に仰向けになだれ込んだのは圧巻でした。

演技のことばかり書いてしまいましたが、歌唱の表現力あっての演技です。歌唱も半端ではありませんでした。

好みはあると思いますが、彼女の捨て身の役者根性には感服した公演でした。

カストロノーヴォさん(アルフレッド)は普通にとても良かったです。ヤオさんが凄すぎて、ほとんど彼に視線が行きませんでした(笑)

ドミンゴさん(パパジェルモン)のアリアは彼のブレスに合わせてゆっくりめでしたが、愛情深いパパさんが表現されていてこれもありかなと思いました。

聴き慣れているオペラはゆったりとした気分で聴けていいものですね💕

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