《静かな海》細川俊夫作曲 講師 Ms.井内美香

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昨日の《松風》の解説の折、細川さんのオペラの補足説明として、彼が作曲した《静かなる海》にもお話がおよびました。3.11が起きた日本に住むものとして、このオペラは特記すべきものと思い、追記することにしました。

あらすじは↓

ドイツ人バレエ教師のクラウディア(ソプラノ)はドイツに住む夫と離婚し、10歳の子供とともに日本で生活していました。そして、津波で息子が行方不明になります。この事実が認められない彼女に元夫(カウンターテナー)が来日して、慰めます。「マティアス(子供)がなくなったことを受け入れて、ドイツに帰ろう」と。

能の「隅田川」のシーンを再現することで、彼女を納得させようと試みます。はなこ(映像では藤村実穂子さんが演じていました)が「クラウディア、受け入れて。」「南無阿弥陀仏」と歌います。能では、自分の子供が現れるのですが、このオペラではクラウディアがバレエを教えている子供、みゆきが登場します。

クラウディアはドイツには帰らず、福島で生きて行く。

というものです。

細川さんの音楽の特徴として、音の重ね方が美しいこと、パーカッションが多く使われること(例えば、風鈴とか。激しい感情の時に特に使われている)、声楽も還元額も精通していることなどが挙げられるそうです。

《松風》の初演が2011年5月で、震災の後ですが、既に出来上がっていて震災の影響はないそうですが、この《静かな海》は2015年に作られており、大震災に捧げたオペラと言えるでしょう!

日本人として、これは一度しっかり向き合って観るべきオペラではないでしょうか?!

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